小雨舞い散る春の訪れを感じながら、私と(有)富士美建の富澤さんといっしょにゴキブリ駆除の依頼
を賜り現場検査とお見積もりに、とあるお宅を訪問させていただきました。
とあるお宅とは、2年前、内装改修工事をやらさせていただいたお客様の大渕様でございます。
2004年10月記憶に新しい新潟大震災により多くの人達に悲しみと自然の怖さに脅える日々を
天から授かりました。
大渕様の実家はこの被災地になってしまわれたのでございます。
工事契約を交わしたその数日後、この大震災が突如現れたのでございます。
普通なら工事どころの話ではなくなり、親族の安否も分からない状況のなかで工事契約破棄となっても不思議ではありません。
しかし大渕様御夫妻は毅然として、私にこうおっしゃいました。
「薄井さん。気分悪くさせてご免ね。まだ実家とも連絡がとれない状況なんだけど、そちらも工事の準備をしてくれているし、これはこれ、工事はやってもらいます。その代わり工事のあいだ留守にしてまうけれど、薄井さん後は頼みますよ」
不幸のとき、この言葉が適切かどうかわかりませんが、私自身感無量で一杯でした。ここまで弊社のことを想い、全面的に信用していただいたことに、震災は震災。工事は工事として今まで以上に
がんばろうという気持ちが高まりました。
実家の親族様も家は崩壊してしまいましたが、安否はご無事だったそうでございます。
工事のほうも大変満足していただき、こうして今もお引き立てをいただいております。
奥様も富澤さんの分かりやすい親切な説明と納得いく現場点検をご覧になっていただき
消毒工事をやらさせていただくことになりました。ありがとうございます。
去年悪徳リホームによる手抜き工事、高額な詐欺事件が多発いたしました。
その風潮が代金が高いと悪。不景気のあおりも受けてか安さだけが全てみたいな受注合戦がつづいております。
その安さだけでしか仕事がとれない業者をつくり、選んでしまったのも業者だけのせいではないと、生意気で恐縮ですが私は、感じるのでございます。
弊社のところに価格の安さだけで決めるお客様の御依頼がございます。それが間違いとはいえませんし、正しくも悪いともいえません。ただ弊社のような小さな会社は、そのような価値観を求めるお客様には、満足のいく仕事を提供できないのではないかと思うのでございます。
会社は利益を追求いたします。お客様は、満足のいく工事を求めます。
その双方の想いを締結するためには、双方の心が大事なのではないでしょうか。
弊社は100人のお客様に受け入れられるより、たった一人の心を開くお客様にお役に立ちたいと思うのでございます。生意気言って申し訳ございません。
【下の写真は2004年 一階内装改修工事の様子でございます】
弊社の願いは、工事をいただいて、工事をした後の長いお付き合いのできるそんなお客様を
築き上げていきたいと思うのでございます。



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